さらにこちらでは
−−アニメにするときに心がけたことは?
榊(一郎)先生の原作とアニメのテレビシリーズは、ほぼ同時に完結を迎えます。そこで、アニメはアニメの完結を迎えることになっています。増井(壮一)監督をはじめとするアニメスタッフで、原作の世界感やテーマを壊すことなく、ファンの方々の作品に対する期待を裏切らないように、アニメならではのストーリーを考えています。
−−チャイカの舌っ足らずな話し方やルックスが人気ですが、アニメ化の際に気をつけたことは?
「うぃ」「むぃ」に始まるチャイカならではの言葉が、可愛い感じになることを念頭に、せりふはあまり流暢(りゅうちょう)にならないように気を配りました。
余談ですが、チャイカの太まゆはアニメになると、ますます表情を豊かにしていると思います。
大よそ北米のアニメ・マンガファンは四つの世代に区分できると兼光は考えています。
第一世代がロボテック以前に日本アニメを日本製と意識せず慣れ親しんだ世代です。40~60才の方々です。彼らにとって日本のアニメ・マンガは様々なノスタルジーと共に「面白いモノ」として捉えていると考えられます。
第二世代がロボテックなどで日本製アニメとマンガに出会い、その刺激的な内容に熱狂しそれらを能動的に布教した世代です。現時点では30~40才のこの世代にとっては日本のアニメ・マンガは刺激的な「違うモノ」として捉えていたと考えられます。
第三世代はアメリカで日本のアニメ・マンガがメジャー化し、性別・年齢・ジャンルに問わず接した方々です。1999年前後に初めて日本のアニメ・マンガに接したこの方々にとって、日本からやってきた作品群が身の回りの環境に比べて異質であるのは当たり前ですが、同時に「共有される新しいモノ」でした。日本からほぼリアルタイムで沢山の作品に接しているので、それ以前の作品群とは接点が薄いのです。この世代の年齢層を絞り込むことは非常に難しいのですが、大きな影響を与えたのは1999年前後の時点で物心ついた年齢から大学生の年齢(5~25)でしょう。中核が14歳あたりと仮定すると、2013年の段階で28才くらいです。大まかには20~30才でしょう。
そして最後の第四世代ですが、アニメ・マンガが潤沢に入手出来るのが既に当たり前の世代です。1990年代末の爆発的発展を意識していない世代であり、彼らのとって日本のアニメ・マンガというのは最初から「気軽に手に入るものモノ」であり「表現手段としては極々ありふれたモノ」です。おおよそ今の10~20才がこれに相当すると言えるでしょう。
【中学生の挑戦状1】中学生から飛び込みで会社に電話が。聞けば修学旅行の一環で上京するので会社訪問させて欲しいと。しかしそれは会社を見たいという趣旨ではなかった。どうやらアニメにCGがつかわれるのが我慢ならんということで意見したいと。ついては1時間ほど議論をする場を設けてほしいと。
【中学生の挑戦状2】アニメ映画にCGを導入されている例は沢山あるはずだが、おそらく”サマーウォーズ”や”おおかみこども”にCG制作として参加しているデジタルフロンティアに白羽の矢が。どうやら自分たちはアニメ映画が大好きで、作画や美術の温かみのある人の手で作られた作品が大好きだと。
【中学生の挑戦状3】そんな温かみのあるアニメが大好きなのだが、そこにデジタルで無機質なCGが入ってくると、この先自分たちが愛して止まないアニメ映画がどうなってしまうのか不安である。そこでCGを作っている会社に馳せ参じ、どう考えているのかを議論したいと。
【中学生の挑戦状4】会社を訪れる中学生は女の子4人組。彼女たちは単に自分たちのクレームをつけに来社するわけではなく、どうして自分たちはアニメ作品にCGが入らない方がいいと考えたか、その議論のプロセスも公開した上で来社する。来社に際しては、CGの専門学校でリサーチし理論武装済み。
【中学生の挑戦状5】この電話を受けて管理部は受けて立つと。21日(火)に日時調整し、”おおかみこども”のCGディレクター以下3名と制作部1名の男子4人組で1時間の議論の場をセッティング。女子中学生4名vsCG男子4名の朝生ステージが設けられることに。
【中学生の挑戦状6】ん?まてよ。このアニメ4ガールズ vs CG4ボーイズの議論は誰が仕切るんだと…。それも公平中立な立場で限られた時間のなかアニメ映画の未来について結論が導けるのかと。そうだ!これの田原総一郎は”おおかみこども”プロデューサー齋藤優一郎氏しかいないと。プルルル…
【中学生の挑戦状7】…ガチャ、カクカクシカジカ中学生が…アニメが大好きで…CG嫌…修学旅行で…議論したい…参加して欲…。「はい、分かりました。伺います。」ということで議論の場はセッティングされました。アニメの未来は、そしてCGの未来は。何にしても凄いぞ中学生。日本の未来は明るい。
Ustも考えましたが中学生のプライバシーが危うくなるので、ビデオ収録と編集して後日DVDを中学校にプレゼント予定。
あまりの反響の大きさにひるんでしまいました。アニメの関心の高さを再認識するとともに、中学生の行動力に共感をおぼえられた方が多かった事、またアニメとCGとの融合具合も気になってらっしゃる方が多かった事などが、この反響につながったものかと思います。
生徒さんたちにこの反響ぶりを先生を通してお伝えしたところ、週末にさらなる研究をつんで議論にのぞみますと熱いお返事を頂きました。また司会をつとめて頂く齋藤裕一郎プロデューサー@SaitoYuichiroからも「真剣に勉強の上、下準備をして、当日臨みます」とご連絡いただきました。
「現代のCG技術〜未来のアニメ」と題された生徒さんたちの研究レポートと1時間の討論内容は先方の中学生の皆さん、そしてご担当の先生から許諾を頂きましたので、後日弊社HPのhttp://www.dfx.co.jp/ にてご報告させて頂ければと思います。宜しくお願いいたします。
さて、フランスはいい文化があるとすぐに自国に取り入れてしまうのですが、日本のアニメはどうやらフランス文化になかなか馴染まないようです。というのも“無宗教性”を真似することは、とても難しいからです。そのため、フランスは結局、日本のアニメを自国の文化として消化できずに「日本アニメ文化輸入国」になってしまっています。フランスの歴史の中で、「文化輸入国」になったケースは少ないので、日本のアニメはそれほど取り入れにくい文化であるということがいえるでしょう。
「例えば、ここにひどいアニメがある。低俗で志も低く完成度も低い。そういうアニメを下から消していけば、面白くてためになる、完成度の高いアニメばかりになるだろうか。絶対にノーだ。もしそんなことを考える人間がいたら、そいつはアニメを見ていないのだ。」
アニメに詳しい評論家の多根清史さんは「劇場版アニメが増えたのは、動員数が読みやすいからでしょう。オリジナル作品だと、動員力は監督の知名度におよそ比例します。テレビアニメが原作の場合は、原作とDVDの売れ行きで動員は読めるし、製作が慣れる分コストも落とせるからハードルは下がるでしょうね」と話している。
今やってる短期の仕事場には夜勤なのに朝礼がある。
「俺、周りの空気読んで効率よく生きてきたからwww」と自負するタイプのちょっとめんどくさいおっさんから有り難いお話をいただく。
たしかこんな内容だった。
さっきTVで見たけど、最近は若者が起業しなくなってるらしい。
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さっきTVで見たけど、最近の若者はアニメやゲームに夢中らしい。
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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』ってアニメの電車があるらあしい(やたら大声で話すのでここらへんで吹きそうになる)
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最近の若者は現実を見ていない。起業をせずにアニメばっかりみて人に迷惑をかける(乗り鉄が俺妹電車で騒いでいた件をたぶん言ってる)
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「クールジャパン」戦略でアニメが取り上げられているが、若者はもっと現実を見て起業しよう
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以上(ドヤ顔で朝礼終わり
だいたいアラサーあたりの年代に壁があって、そこから上の年代は「いい歳してアニメみるのはまともな青春を送れない特殊性癖のオタクが見るもの」と思っているふしがある。俺に関しては確かにその通りで全くもってロリコンだ。でも最近の学生は、ネットで情報収集する関係上、アニメ由来のネットスラングを学ぶ必要があるのでかなりアニメに詳しい。流行に敏い学生は深夜アニメを見ていたりする。上の世代はしっくり来ないかもしれない。
朝礼のおっさんに「フィクションを楽しめないなんて教養のないおっさんだな」「だったらテメエが起業しろや」とメンチ切るのが昔の俺だったんだけど、徐々にどうでも良くなってきてる。諦観してると言ってもいい。
最近の大人は恥ずかしいものだ。現状を美化された過去と比較する。なまじ人生経験を積んでるから素直になれない。イチローさんの言葉を借りれば「いっぱいいっぱいの人」なんだ。もう自分が頑張らなくていいと思ってる(ような気がする)。そういうおっさんの話を聞くのは、ひどくめんどくさい。
「ドイツでもスペインでも、通訳の方に聞いたところ、日本語の「せつない」に完璧に対応する言葉はないということだった。だが、日本のアニメのさまざまな場面で視聴者が感じる「せつない」という感情をヨーロッパのファンは明らかに理解しているというのが、これまで私がヨーロッパをアニメ文化外交で回ってきての印象だ。」
「もったいない」という言葉に続いて「せつない」も輸出できるのかもしれない。こうやって日本人の独特の心性が世界に理解してもらえるのであれば、まさに国際相互理解につながる。
カンボジアでは「まだ腐敗や暴力の根がたくさん残っている知で、友だちを何があっても信じたり、壁に向かって立ち向かっていく主人公たちを描いたアニメを子どもたちに好きになってもらうことの意義」を高く評価されたという。
世界中の若者にとって日本のアニメは、日本人にとっての往年のハリウッド映画やロック音楽のような存在になっているのだと著者は指摘する。基本的にアニメ好きは親日家になる。
「幼年期、少年少女時代、青年期といった多感な時期に長時間触れたコンテンツは、確実になんらかの形で人格形成に影響を及ぼす。そして、自分が好きなコンテンツを作ったクリエイターや会社、国に対して好印象を持つ。アイデンティティの形成期に自分のなかで育った、そうした感情はそうそう消えることはない。そういう意味でアメリカは、ハリウッド映画やディズニーアニメーションを通して、二十世紀、文化外交政策を世界の中でもっとも上手に進めることができたと言うこともできるだろう。」
――最近、アニメ界も変わってきてると思いますが、昔と変わったことってありますか?
吉田 キャラクター的なことや作品自体は変わったことばかりなんだけど、一番大きな変化としては、作品のあり方が変わったかな。作品のオリジナリティがかなり薄れているというかね……。
――何が原因でそういうふうになってるんですかね? 一部マニア層にしか向かってないという感じなのでしょうか?吉田 というよりは、「日本の文化が好き!」「ジャパニメーションだ!」とか言ってるのに、アニメ制作側が世界に売りたいために、世界基準に合わせたものしか作らない。結果、日本産のなのに日本ぽくないものになってる。「それ、日本のアニメじゃないよ!」って。
